セージの育て方のポイント

セージは日当たりがよい場所で、アルカリ性土壌を好みます。
日本は酸性土壌が多いので、植えつけ時に石灰をまいて酸度の調整をしたり、開花後に株元に草木灰をスプーン1杯、3~4カ所に埋め込んでやります。
寒さには強く、関東地方なら簡単な霜よけ程度で冬越しが可能です。
梅雨の蒸れにはとても弱いため、排水のよい場所に植えつけ、雨の多い季節がくる前に込んだ枝をつけ根から切って風通しをよくしておきます。
2年目から茎は木質化し、株が古くなってくると枝ぶりがまばらになって株が弱ってきます。挿し芽をしたり、種をまきなおすようにしましょう。

花が咲いたあと、タネをつけたままにしておくと株が弱ってきます。さらに、伸びた枝葉が地面につくと、
特に梅雨期の高温多湿時に蒸れて、茶色く枯れ始め、全体的に弱ってきます。
花が咲いた枝をつけ根から切ること、次に地上部についた枝葉を切り、元気な部分だけを残します。
また、細い枝が多く出ている部分は、光が十分当たるわけではないため、やがて枯れてしまいます。
風通しをよくする意味でも、切ってしまうことです。このとき、太すぎる枝を切ると枯れてしまうこともありますから、いちばん太い枝は残すようにしましょう。
肥料は好むほうなので、本格的な夏がくる前の7月上旬までは月1回、9月から1 0月には油かすと骨粉の置
き肥えを与えるようにします。