ゼラニウムの育て方のポイント

ゼラニウムは日当たりと水はけのよい場所が適しています。
南アフリカの原産なので暑さには比較的強く、寒さに弱い性質があります。株は霜がおりる前に室内に取り込みます。
非常に乾燥に強く、鉢植えに向きます。地植えにする場合は、霜のおりる心配がなくなってから植えつけます。
水や肥料の与えすぎは茎がむだに伸びることや根腐れの原因になったり、香りが薄くなることもあるので控えめにしましょう。
軒下などの雨のかからない場所では、水やりのときに葉の裏側まで洗い流すようにかけて、コナジラミの発生を予防します。4~6月、9~10月に挿し木でふやします。

地植えは夏に晴天が続くようなら水を与えて水のやり方に問題があるというのは当然、水のやりすぎか、足りないかのどちらかです。
水のやりすぎの原因に、土の表面は乾いていても、土中がまだ十分湿っている状態で水をやっているとい
うことが多いようです。
これでは鉢土の中の水分が多すぎて、根は呼吸ができずに腐ってしまいます。水やりに慣れるまでは、土に指の第2関節までさしてみて湿りぐあいを確かめるとよいでしょう。
湿っていたら水をやる必要はありません。
反対に、水が足りなくなるというのは、鉢土に水がしみ込みにくいような原因がある場合で、主に根詰ま
りが考えられます。
鉢の中が根でいっぱいになると、土に水がしみ込みにくくなり、土全体に行き渡らないので水やりをしていても水が足りない状態になってしまうのです。
鉢植えは、年に一度か二度は植えかえをして根詰まりを防ぎましよう。適期は4~6月です。
ピートモスの割合が多い配合土は表面の土が乾くとかたくなり、やはり水がしみ込みにくくなります。
ときどき鉢土の表面を軽く耕すように割り箸などでほぐしましょう。コケや雑草もまめに取り除きます。