オレガノの育て方のポイント

オレガノはワイルドマジョラムという別名のように野性的な強い香りが魅力です。
日光によく当て、水はけがよい乾燥した場所が適地です。春の芽吹きのときに肥料を与えると、締まった株になり、花つきがよくなります。
葉がよく茂るため、梅雨どきは蒸れて下葉から腐ることがあるので、風通しをよくするよう心がけてくだ
さい。
露地植えにすると1年で大株になり、ほかのハーブを負かしてしまうほど勢いがあります。寒さには強く、関東地方なら株元に落ち葉を敷く程度で、冬越しができます。
タネをまく場合は春か秋、挿し芽は盛夏を除いた生育期なら、いつでもでき、株牙けで簡単にふやせます。

生育旺盛で春にコンテナに植えつけても、夏には根詰まりしてしまうほど、根の生育が早いハーブです。
3月下旬から4月に株分けをしても6月には開花しますから、株分けでふやすことをおすすめします。
5㎝くらいの幅で株を切り分け、4号鉢に植えます。排水がよい培養土を好むので、たとえば、みじんを抜いた赤玉土(小粒)6:堆肥3:バーミキュライト1にもみ殻くん炭を2割くらい混ぜたものがよいでしょう。
保水性は、バーミキュライトの量で、調整します。
市販の培養土の場合、鉢の縁いっぱいに水を与えたとき、鉢底から水がなかなか流れ出ないものは排水があまりよくないので、根づまりしやすくなります。
その場合は、川砂を混ぜて、排水をよくします。
株は中央部に植えるようにし、1週間後には骨粉が入った油かすの置き肥えを与えるようにします。
挿し芽は、温度が20度くらいならいつでもできますが、花が終わった6月ごろが最適です。
元気のよい枝を5~6㎝に切って下葉を取ります。
水で薄めた植物活力剤の中で水切りし、その液の中に30分くらいつけておきます。
あらかじめ、水でぬらした赤玉土(小粒)、バーミキュライト、鹿沼土などに挿したり、ビートモスでできているジフィーセブンに挿しておいても簡単にできます。