ハーバルバスを楽しむ


ハーバルバスのお話をしてみます。ハーブを用いた療法はいろいろたくさんありますね。お風呂に薬草やハーブを入れるハーバルバスは、日本でも昔から、柚子湯や菖蒲湯といったものがあるように、とても手軽に楽しめて療法としても、古今東西で人気のある楽しみ方の一つです。

ハーバルバスの作り方は2種類あります。ハーブを煮出してエキスを抽出し、それを入浴剤として使用する方法と、お茶のパックなどにハーブをつめる方法があります。

ハーブ療法の基本の一つでもある抽出液の作り方はとても簡単です。沸騰したお湯にハーブを入れ、10分程度煮詰めるだけでできあがりです。煮詰めた液をざるなどでこして後は保存しておくだけで、入浴剤以外にも気軽に使えます。

パックの作り方は簡単です。ドライハーブをお茶などのパックにつめるだけです。ドライハーブなど、葉の細かいもは入浴剤として使う場合、体にくっついてしまうということを防げますので、是非パックを利用してみてくささい。湯桶などを使って手や足に浸かるという場合でしたら、必ずしもパックは必要ではありません。生のフレッシュハーブを用いる場合でも、無理にパック詰めしなくてもよいです。

全身浴の場合は、37~39度くらいのぬるめのお湯に肩まで浸かり、ハーブの香りを吸い込むことによって、心身ともにリラックスすることができます。

手や足だけを浸ける場合は、特に香りの強いハーブを用いることで、上がってくる蒸気のアロマ効果も得られますので、より効果的です。

ハーバルバスとして効能、効果のあるハーブは、レモンバーム、セージ、ローズマリー、ラベンダー、タイム、ハッカ、カミツレ、ホップ、レモングラスなどです。主に発汗作用や美肌、整肌作用、消臭効果やリラックス効果があるものが適していると思います。